遺産は語る
こんにちは!たかはしこういち@大田区の相続大好き税理士です!
今朝は日本中冷え込んだようですねぇ。
ニュースで東北の雪の降る様子をみましたがかなり積もってましたね。
酸ヶ湯とか一晩で1mって、正月までに30mくらい積もりそうじゃないですか!
私は例年、寒くなってくるとなぜだか無性に歴史小説が読みたくなります。
(逆に、夏にはなぜか村上春樹が読みたくなります。)
なかでも、ここ数年、必ず一度は読み返しているのが山本周五郎大先生の『樅(もみ)ノ木は残った』です。
私は宮仕えをしているわけではありませんが、強大で理不尽な権力にのしかかられ、逃れられない役目に縛られながらも忠義と愛情を全身にみなぎらせながら静かに抗う主人公の生きざまに胸を突かれる思いがします。
今朝見た雪の光景が、この小説の背景とオーバーラップして、今年もまた読みたい気持ちがモゾモゾと湧いてきました。
「木はとってもおしゃべりなんだよ」
年末年始の読書候補にぜひ!
さて、本日は、遺産の内容は故人の価値観を物語る、というお話をしたいと思います。
亡くなった方が、どのように財産を築いてきたかはまさに百人百様です。
ある人は遺産のほとんどが不動産であったり、またある人はほとんどが預金であったり…
投資に重きを置いた方でも、国債がメインの人もいれば、株式やゴールド、投資信託や仮想通貨の人もいます。
いま寿命を迎えている年代(仮に”相続世代”と呼ばせてもらいます)は、日本に平和が定着し、経済大国と呼ばれていた時代に社会の主力として活動してきた方が大半ですので、膨張する経済の中から資産形成の軸足をどこに据えるかの選択肢も幅広く選べた世代なのではないでしょうか。
資料を拝見していると、その方の関心がどこにあったのか、ご家族の生活を維持するために何が最も効果的な資産形成手段だと考えたのか、新聞のどこをよく読むような人だったのか、なんとなく見えてくるような気がします。
「自宅不動産+預金+生命保険1000万くらい」
これが遺産構成の基本形ですが、相続税の対象となる方はこれに+αで何らかの遺産を遺しているケースが多いです。
+αが、賃貸用不動産なのか、株式なのか、ゴールドなのか、債券なのか、
私の場合だと、不動産が大好きなので賃貸用不動産に興味がいきますが、現実問題として趣味のクルマとゴルフとお酒に流れ出るフローが大きすぎるため、ストックに回せる資金が足りない状況が何十年も続いておりますw
株式メインの場合でも銘柄のチョイスには個性が出るようですね。
銀行や保険会社のような金融銘柄の多い人もいれば、鉄鋼や自動車などの重厚銘柄ばかりの人もいました。
でもこのような株式ウェイトの高い方のポートフォリオには、たいていNTT株と鉄道株、そしてなぜか「富士通株」を保有している率が高い気がします。
富士通に何があるんでしょうか?
ちなみに、ゴールドをお持ちの場合、どのように評価するかご存じですか?
ゴールドはいろんな形態で商品化されておりますが、金地金が最もわかりやすく貴金属取扱業者のレート✖重量で算出できます。
それ以外、たとえば指輪やコイン、置物なんかの場合は、貴金属取扱業者や買い取り業者に査定を複数依頼してその査定額を平均したりします。
上昇相場が続いているためか最近はゴールドやプラチナが遺産に含まれるケースが増えている印象があります。
預金口座の数が多いのもこの相続世代の特徴ですね。
いままで最も口座の数が多かった記録は、120口座というケースがありました!
毎日通帳を眺めている光景が思い浮かんだと思います。
”守銭奴?…”
いえいえ、実際にはその方の口座のほとんどがご家族名義のいわゆる「名義口座」でした。
ご家族のことをお考えになったうえでのその方なりの相続対策だったと思われます。
残念ながら、相続対策にはなっていなかったわけではありますが。。。
相続税を担当する税理士は、ほとんどの場合、亡くなった被相続人にはお会いすることはありません。
それでも残されたご家族から預かる資料を通して、在りし日の故人のお人柄がなんとなく想像できる、というお話でした。
さてさて、冒頭で「木が物語る」ということをお話ししましたが、実は現在、我が家でも”ある木”が物語っております。というか大声で叫んでいるようにすら感じます。
クリスマスツリー(ニトリ製)
その上の方によく目立つように掲げられた「サンタさんへ」
日々、木の大声を聞かされる師走です。
ではまた!
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