そうだ、お役所に行こう!~ 役所調査② 法務局編 ~
こんにちは!たかはしこういち@大田区の相続大好き税理士です!
12月に入り、なんだか急に世の中せわしない感じになってきましたね。
12月と聞いただけでなんだか追いつめられたような気持になってくるのは世界共通なんでしょうか?それともワタクシだけでしょうか?
保険証変えなきゃ、ふるさと納税やんなくちゃ、ツリー飾らないと、お餅かってこないと、年末調整ださないと、赤い羽根買わないと、ゼーハーゼーハー…
待て待て待て、いったん落ち着け。
時の流れが速くなるわけじゃないし、そもそも老眼で五十肩で子持ちで35年ローンのワタクシにできることなんて限られてるはずじゃないか。目の前のことからひとつずつ片づけていきましょう。
追いつめられてもあわてず一機ずつしとめる”ナゴヤ打ち”スピリッツです。
(出たー!昭和ワード!わからない方はググってください)
失礼。塾をさぼってゲーセン通ってた片鱗が垣間見えてしまいました。
さて、本日の役所調査第二弾は、法務局でございます。
普通の人は人生でたぶん1回か2回くらいしか用のないお役所の代表格かと思いますが、土地の評価の過程では割とお付き合いすることがあります。
皆さんのイメージとしては、不動産の登記簿を取得する場所、でしょうか。
もちろんそれがメインの役所なのですが、実は、最近は税理士も司法書士も弁護士も「登記情報提供サービス」というネットサービスを使って(窓口で取得するよりも安く)入手するので、単純に不動産の登記簿や公図、地積測量図をもらうためだけに法務局に行くということは基本的にありません。
また、以前お話しした「法定相続情報一覧図」を作っていただくという手続きも、すべて郵送で完結できますので、これまたリモートでOKです。
では、ワタクシは法務局にいったい何をしに行くのか?
それはですねぇ・・・ひと言で言いますと、
行かなきゃラチのあかないことを聞きに行く!
ということです。
行かなきゃラチのあかないこと(=イレギュラー)、の中身はいろいろあります。
たとえば、同じ地番の地積測量図が何枚もあって、それぞれ長さや面積が異なったり公図と明らかに形が違っている場合に「現況(に近いの)はどれなの?」というご質問や、家屋番号がわからないというご質問(←これは電話でも可能です)がありますが、多いのは、地方の山林や雑種地について昔の地図で確認したい、というケースでしょうか。
現在の公図は電子化されており縮尺も決まっているので、面積の大きな筆の公図なんて取得してみても、どこにあるのか、どんな形をしているのか、隣地との関係はどうなっているのか、(巨大パズルを自作してみない限り)さっぱりわからなかったりするんです。
この点、各地の法務局には、その電子化する際の基になった古い地図が保管されており、当時は縮尺もテキトーなので全体が俯瞰できたりする可能性が高いのです。
地方の土地を評価する際(≒見つけ出す際)に、この地図は大変参考になります。
更に付け加えますと、法務局で開示している謄本や公図の内容が常に正確とは限らないということがあります。
たとえば、「公図上に対象となる地番が載ってない!」ということもあり得ます。
こうなるといくら公図を穴のあくほどにらんでも、土地のある場所は永遠に不明です!
そこで実際に法務局に出向いて確認したりするわけです。
こうしたケースでは、よく「旧図から電子化する際に”拾い漏れ”がありました」という結論になったりします。
最初は私も「マジで?そんなことあるんかい!?」とビックリしましたが、実際たまにあります。
そして、こうしたときに法務局公務員の人間らしさを垣間見ることができます。
常々「記録発行マシン」として冷徹な雰囲気を醸し出している窓口の担当者が、「どうぞこちらへ」などと上席を伴ってあらわれ、「私どもとしましても地図を修正することはけっしてやぶさかではありません。」なーんて微笑みながら言い出します。
ただし、「修正を加えるための積極的な根拠となる資料を添えて地図修正を申請していただければ」という条件を付けてくるあたり、やはり腐っても法務局です。
「いやいや、そもそも全体を電子化するときに旧図以外に積極的な根拠資料とやらはあったんかい?」とツッコミたいところですが。
彼らが何を言っているかわかりやすい日本語に直しますと、「地図(公図)を修正してほしかったらお前らが自分で金出して確定測量(正式な測量及び境界確認)をやって出直してこい!」ということをおっしゃっています。
あの~、土地の測量っていくらくらいするかご存じですか?
30坪くらいの土地の測量をお願いすると、現況測量で30~40万円程度、さらに隣地との境界確認作業まで含めますとプラス30~50万円程度、総額で約100万円弱というイメージではないかと思います。
しかも境界確認作業ということは、何人かいるであろうお隣さん全員が同意したうえで全員の実印と印鑑証明書をもらう話(ハードル高っ!)ですので、測量士や土地家屋調査士に依頼したとしても必ずしも完成できるかまったく読めない作業です。
当然、そんな手続きは誰もやりません。
かくして地図は修正されないまま再び永い眠りにつくのです。
あなたが亡くなる(=次の世代に相続が発生する)その日まで。。。
なんかミステリーっぽくないですか?
法務局で得られる情報が必ずしも正しいとは限らない、というお話でした。
ところで、皆さんは赤い羽根募金とかなさいます?
子どものころは10円とかで羽をもらっていましたが、この歳になるとさすがに1000円以上は出さないと恰好悪いですもんねぇ。
物価高騰のみぎり、お財布のひもは必死に抵抗しているんですが、会合の増える年末にワタクシの慈愛に満ちた人柄をわかりやすく前面に押し出すための必須アイテムとして、いざ入手してまいります!
ではまた!
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